男物アンサンブル 本場大島紬 茶 キングサイズ
アンサンブルとは・・・ |
■組成:絹100% ■当店特別価格 |
言わずとしれた有名な大島紬。 |
本場奄美大島紬は奈良時代の頃(西暦 661年)に行われていた梅染、桃染などの古代染色技法を今日に伝える著名な高級純絹手織物であり、軽く、あたたかく、しわになりにくい着味の良さに加え、長い伝統と風土がはぐくんだ精緻な絣技術と独特の古代染色【泥染め】の技法によって作られた渋い色調は典雅な品格を生み女心を魅了してやまない。
その製造工程は長く、テーチ木(車輪梅)を煮出した汁で染め、大島特有の鉄分を含んだ泥につけて発色させる工程を何十回も繰り返します。図案から含めると1反できあがるまでに1ヶ月〜3ヶ月ほどかかります。
大島紬は結城紬とならび紬の王道といえます。 |
この紬をきて、遊びにいこう。 |
▼大島紬について。
大島紬は大島に自生する植物「車輪梅(シャリンバイ)」[テーチ木]の幹を細かく砕いて煎じて濃い煮汁をつくります。樹に含まれる色素(タンニン)と鉄分をふくんだ泥田で泥染めをすることで化合し、独特の色を生み出します。その独特の色合いを出すために、何度も何度も繰り返し、気の遠くなるような行程を経て出来上がる大島紬。日本が育んできた手織りの織物、大島紬を着る喜び。他の着物にはない、独特のしゃり感、風合いを、ぜひお楽しみ下さいませ。 |
-図案- 大島紬の図案はすべて、種別、糸の密度などにあわせて、織物設計をした上で描いていきます。制作の一番最初です。 |
-糊付- 奄美特産の海草「イギス・フノリ」で作った海草糊を糸につけ、日光で十分に乾燥させる。糸にツヤがでて、風合いや伸縮性がよくなります。 |
-絣締加工- 経糸に木綿糸を使い、緯糸の絹糸をきつく締める。締めた部分に染料がしみこまないようにするための作業。相当な力がいるため、男の仕事となります。大島紬の制作で、奄美は「締機」、ほかの産地では「糸くくり」や「板締」を用います。 |
-テーチ木染め- テーチ木(車輪梅)の幹と根を小さく割り、大きな釜で約14時間煎じ、その煮汁で染めます。テーチ木からでるタンニン酸によって赤褐色に変わっていきます。これを約20回くりかえす大変な作業です。 |
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テーチ木、和名を車輪梅(しゃりんばい)といいます。 |
-泥染め- テーチ木の液汁で20回ほど繰り返して染められた糸を泥田で3?4回ほど泥染めをします。このテーチ木の煮汁で20回染め、泥田で3?4回染める行程を4回ほど行います。これによりテーチ木のタンニン酸と奄美の泥に含まれる鉄分が化合して、化学染料ではだしえない独特の色合いに染め上がります。 |
-準備- 刷り込み染色:図案に基づいた色指定を見ながら、色をすり込んでいきます。絣莚解き:染め上がった絣莚をほどいて元の1本の糸に戻します。 |
– 絣調整←→手織り – およそ7センチほど織っては経糸をゆるめ、針で絣の柄を調整します。織りあがるまでに何回も何回も繰り返されます。1反織りあがるまでに約3ヶ月かかるため、根気のいる作業となります。 |
– 検査 – 織りあがった大島紬は、すべて本場奄美大島紬協同組合の検査場にもちこまれ、長さ、織り巾、絣不揃い、色むらなど、約20項目に及ぶ厳しいチェックを行います。 |