名古屋帯(なごやおび)

袋帯はだいたいフォーマルが多く、名古屋帯はカジュアルという感じです。
もちろん絶対ではございませんのでどうぞご了承くださいませ。

名古屋帯は袋帯を簡略化したもので、明治以降に普及したと言われています。

その名称の由来は名古屋女学校(現在の名古屋女子大学)の先生が考案したと言われています。

帯を結んでいる状態では一見、袋帯とは区別しにくく、楽に結べることから現在でも多くの名古屋帯が普及しております。

細かく言うと九寸名古屋帯と八寸名古屋帯がございます。
簡単にいうと仕立てる前の反物の状態で幅の長さによって呼び名が違います。

お太鼓の部分を仕立てるとき九寸は折り返すので「かがり糸」がみえませんが、八寸は帯の縁をそのままかがるため「かがり糸」が見える状態です。

使い方その他はまったく変わりません。